グレインフリー・無添加はなぜ良いのか？

最近「グレインフリー」「無添加」のドッグフードが注目されています。なぜこれらが注目されているのでしょうか？

またグレインフリーとは何でしょうか？その意味についても見てみましょう。

グレインフリーとは？

グレインフリーとはどんな意味があるでしょうか？

「グレイン」とは穀物のことですので、グレインフリーとは穀物を使用していないという意味になります。

グレインフリーのドッグフードとは？

ではグレインフリーのドッグフードとはなんでしょうか？一般的にグレインフリーのドッグフードとは「米」「小麦」「トウモロコシ」といったイネ科の穀物を使用していないドッグフードとなっています。メーカーによっては「豆類」も使用していないこともあります。

グルテンフリーとは？

最近はグレインフリーのみならず「グルテンフリー」のドッグフードもあります。これにはどんな意味があるでしょうか？
「グルテン」とは麦類（小麦粉、大麦、ライムギ等）に含まれているたんぱく質のことで、アレルゲンの一つともなっています。
つまりグレインフリーは穀物一切不使用なのに対して、グルテンフリーは麦類不使用ということになります。

グレインフリーが注目されている理由は？なぜ？

ではなぜグレインフリーのドッグフードが注目されているのでしょうか？

理由は3つあります。

穀物は肥満になりやすい

穀物は肥満の原因となりかねません。

穀物は体内に入ると糖分へと分解されます。この糖分はエネルギーにもなるのですが、摂取しすぎた穀物（当分）は体内の脂肪細胞や筋肉細胞に蓄えられます。つまり穀物を摂取しすぎることは肥満や糖尿病の原因といえるのです。肥満はあらゆる病気の元です。また太ってしまうと足腰や関節に負担をかけるので、将来歩くことが困難になりかねません。

実際グレインフリーのドッグフードに替えたら体が締まったというのはよくある話ですよ。

穀物はアレルギーの原因

穀物は犬がアレルギーを起こしやすい原材料に挙げられています。特に小麦、トウモロコシ、大豆はアレルゲンになるため注意が必要です。

食物アレルギーの症状は下痢やおう吐といった消化器疾患と、皮膚のかゆみや脱毛といった皮膚疾患があります。もちろんすべての犬にアレルギーが出るわけではありませんが、アレルギーを発症する可能性があります。

しかしグレインフリーのドッグフードでしたら、アレルゲンとなりかねない穀物が使用されていないので、アレルギー発症のリスクが低くなります。またすでにアレルギーを持っている犬にも与えることが出来ます。

もしも愛犬がいつも痒がってたり、おなかが緩いなぁと思うことがあったらアレルギーの可能性があります。グレインフリーのドッグフードを試してみると良いかもしれませんね。

穀物は消化不良を起こす

犬は本来肉食動物でしたので、肉の消化に適した作りになっていますが、穀物の消化は苦手なのです。
穀物の消化にはアミラーゼという酵素が必要なのですが、犬の唾液にはアミラーゼは含まれていません。そして穀物はゆっくり時間をかけて消化をする必要があるのですが、犬の胃は小さいですし腸も短いために十分に消化ができないのです。

そのためたくさんの穀物を摂取すると消化不良を起こして下痢やおう吐をすることがあります。

グレインフリーのドッグフードには穀物が含まれていないので、フードを効率よく消化することが出来ます。結果的に毛並みが良くなったり、健康になるなど体質改善につながることもあります。

本当の無添加ドッグフードを選ぼう

グレインフリードッグフードの多くは無添加ドッグフードとしても販売されています。

市販のドッグフードでも「無添加ドッグフード」はたくさん販売されています。しかし実際は本当の意味での無添加ではないことが多々あります。

というのもフードの製造段階で添加物を使用しなければ「無添加」ということができますが、しかし原材料の加工段階で添加物がたくさん使用されているケースがたくさんあります。低価格のフードを作るためには原材料のコストを抑える必要があり、そのためには粗悪な材料を使用するようになります。こうなると当然添加物が様々なところに使用されるようになるのです。

ですから原材料にきちんと説明しているドッグフードを選ぶようにしましょう。詳しく説明しているドッグフードは安心度が高まります。

なぜ無添加が良い？

私たちも添加物を避けたいと思いますよね？なぜなら添加物を長い期間摂取し続けていると体内に蓄積されて、アレルギーを起こしたり何らかの健康被害が出ることがあります。

これは犬も同じです。添加物の中には発がん性のあるものやアレルギーになるリスクの高いものもあります。こうした添加物の入ったフードを人間よりも体の小さい犬が毎日食べていたら、何らかの健康被害が出ることは容易に想像できるのではないでしょうか？

是非愛犬の健康維持のためにも無添加・グレインフリーのドッグフードを選んであげてくださいね。