DOG ONE
成犬用ドッグフードはいつから与えるべき? | ドッグ・ワン

成犬用ドッグフードはいつから与えるべき?

愛犬の成長に合わせて必要な調整を図っていくために、飼い主さんとして気になることはたくさんありますね。子犬から育てていると、いつから成犬用ドックフードを与えるべきか迷いますよね。食事は健康を維持すると共に、成長に大きく影響しますので、あまりに早いと消化器官に問題が出そうですし、遅すぎたら遅すぎたで変化に順応するため問題になるかもしれないですよね。

子犬用と成犬用のドックフードには違いがあるので、必要な栄養を考えて切り替えていく必要あります。愛犬の成長に応じたドックフードの切り替えにあたって目安となる情報を知っておくなら助けになるでしょう。ワンちゃんのサイズによって成犬用ドックフードに与える時期が変わってくるので、サイズごとに説明していきたいと思います。

1.サイズ別の成犬用ドックフードに切り替える時期

子犬の時期は体が急激に成長していくので、筋肉を作るたんぱく質や骨を作るカルシウムなどの栄養素を少量の食事からバランスよく摂取する必要があります。子犬用のドックフードには、それらの栄養素がきちんと摂取できるように作られています。しかし、成犬になってもそのままの食事でいると、必要な栄養素が変わってくるために逆にバランスを崩してしまう恐れてあるので、時期を見て子犬用のドックフードから成犬用のドックフードへと切り替えていかねばいけません。

切り替えないと栄養過多・カロリーオーバーになってしまい肥満の原因になってしまうことも考えられるでしょう。それぞれのサイズにおける成長がひと段落する時期を目安として個体差がありますので、愛犬の成長の具合を見ながら切り替えを検討するようにしましょう。

1.小型犬タイプについて

チワワやパグなどの小型犬については、かなり早い段階で大人になります。9ヶ月くらい経つと成犬の体重にあるのです。1日あたり1~2回程度の食事に回数を減らして与えるようにしましょう。もちろん成長が遅いと感じた場合には、まだ子犬用フードを与えることができるでしょう。超小型犬の場合であっても、9ヵ月くらいが成犬用ドックフードを与える目安になるでしょう。

2.中型犬タイプについて

柴犬やビーグルなどの中型犬については、12ヵ月程度経った頃に子犬期の著しい成長がひと段落するので、この時期から成犬用のドックフードを与えることができるでしょう。同じように1日の食事の回数も1~2回程度にできるでしょう。

3.大型犬タイプについて

ゴールデンレトリーバーやシベリアンハスキーなどの大型犬については、かなり長い期間子犬用のドックフードを与えることになるでしょう。成長期が長く続くので、栄養のある子犬用のドックフードが必要になると言えるでしょう。大型犬は早い段階で大きくなって成犬になったと見た目から感じるかもしれませんが、成長期が続いていることが少なくありません。

そんな状態のときに、成犬用のドックフードを与えてしまうと栄養が足りなくなってしまうことも考えられます。18か月程度で成長がひと段落する時期にフードの切り替えを考えることができるでしょう。セントバーナードばどの超大型犬については、約24か月程度で成長がひと段落するのでその時期にフードの切り替えをすることができるでしょう。

2.成犬用ドックフードの特徴

成犬になると成長に必要な栄養ではなく、現状を維持していくための栄養を摂ることが一番の目的にないます。犬種や個体によって、必要なエネルギー量や栄養素が少しずつ違うため、愛犬の体調や目的にあったドックフードを選ぶようにしましょう。例えば、避妊・去勢をして太りやすくなった犬、運動量の少ない室内犬、ダイエット中のワンちゃんなどは高たんぱく質で低カロリーのドックフードを用意しましょう。

足腰に負担がかかりやすい胴長犬種や骨が細く膝蓋骨脱臼を起こしやすい小型犬などは、関節サポート成分(グルコサミン・コンドロイチンなど)が含まれているドックフードを活用して弱い部分を強化できるようにしてあげましょう。アレルギーがあるワンちゃんには、ラムや魚などのアレルギーを起こしにくいたんぱく源を使用しているドックフードを与えることができるでしょう。このように今はさまざまな悩みに応じたドックフードがたくさん販売されています。

でも種類が豊富だからこそ「初めてのときはどれを選んだらよいのか分からない…」という飼い主さんもおられます。まずは新鮮な肉や魚、野菜などヒューマングレードの原材料で安心できるドックフードを探してみることができるでしょう。さらに強化したい栄養素が考慮してみることができるでしょう。

3.ドックフードの切り替え方

ドックフードを子犬用から成犬用に切り替えるときに重要なのは、いきなりすべてを変えてしまわないことです。子犬用から成犬用に限らず、ドックフードの種類を変える必要が生じたときにはゆっくり1週間から10日くらいかけて様子を見ながら切り替えていくようにしましょう。具体的には、1日1割ずつ子犬用のドックフードと成犬のドックフードを入れ替えていきましょう。

初日は子犬用のドックフードと成犬用のドックフードの割合が9:1、2日目は割合を8:2、3日目は割合を7:3…としていくなら、ちょうど10日で切り替えが完了することになるでしょう。犬はとてもデリケートな動物ですので、いきなりドックフードを変えるとお腹を壊してしまったり、食べなくなってしまうこともあります。成犬用のドックフードに慣れるために、時間をかけて慎重に切り替えていくようにしましょう。

もし切り替えていく途中で下痢を起こしたり、体調が悪くなってしまったら、ひとまず子犬用のドックフードに戻して様子を見るようにしましょう。体調が回復したら再びチャレンジしていきますが、より慎重に最初のよりも時間をかけて少しずつドックフードの切り替えを行なうようにしましょう。それでもやはりお腹を壊してしまうのであれば、体質にドックフードが合っていないことも考え、別のたんぱく源を使用しているドックフードを試してみるようにしましょう。